14/20
いつかは来ると思っていたが、ついに。
しかも、最も望まれてなかったであろう展開の末、であった。
2年前に病でグラウンドから一時的に離れねばならなかったときから、ただでさえ異例だった長期政権の終焉が急に現実味を帯びてきた。
チームはすっかり常勝球団に成長したが、一方で2003年の、ある意味で最後の日本シリーズの覇者となってから、少しずつではあるが主力選手が流出し続けていた。
以前ならそれにとって代わる選手が台頭したが、近年はあまり目立たなくなっていた。
監督が大きくしてきた“イズム”、気がつけば失われつつあったのだろうか。
今年はひさしぶりにタイトルを手にした…交流戦優勝。
胴上げは確か控えたはずだ、「本当の目標は日本一奪回だ」という強い思いから。
しかし夏場以降、まさかの大失速。
プレーオフ進出圏内争いからの脱落はおろか、最下位争いに加わることになろうとは。
退任理由の第一は健康不安であったが、残念ながら成績不振も今回のできごとを後押ししたように思う。
その健康不安に関しては、とある球団会長がWBC監督を土下座してでも頼めと言い出し、何てバカなことを言い出すんだと、私は心底怒りに震えた。
命を削ってまでグラウンドに立たせるのは、スポーツなんかじゃないぞ。
今シーズンの戦いぶりは、強いホークスしか知らないファンの割合が増えていることを考えると、一見とても信じがたい光景かもしれない。
しかし、私は違う。
ホークスが本拠地を九州に移してから今年で20年。
そのときからずっとファンでいさせてもらった。
まわりの“市民挙げて応援しよう”的な雰囲気に流されて入ったファンクラブ歴だって、同じ年月を数えている。
長らく続いたチームの低迷期、でもファンをやめようなんて思わなかった。
あの頃と比べれば、今年1年の不調なんか大した話ではない…そう開き直ってしまえる。
きっと第2の黄金期を迎えるために必要な試練なのだ。
まずは、監督。
本当に、本当に、本当にお疲れさまでした。
長旅をまもなく終えることとなりますが、カラダを最優先に、今後も野球界のご意見番であっていただきたいと思います。
そして、チームの皆さま。
今シーズンはまだ終わっていません…とにかく最後に意地を見せてください。
悔しさをエネルギーとして、来シーズンに備えていただきたいと思います。
九州移転21年目を、私はこれまでと同じくファンクラブ会員として迎えるつもりです。
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