ありがとう
この1週間、このコトバをホントにたくさんたくさん使った。
いや違う…このコトバがホントにたくさんたくさん出てきた。
例年よりも強く意識せざるを得なかった、年度末。
異動先に今までやってきた仕事は一切持ち込まないことを取り決めた以上、すべてをきょうまでに区切りをつける必要があった。
でも大半の案件は、年度をまたいだ長いスパンで続いていくべきもの。
今までなら、この時期はもう来年度に向けての助走区間としてすでに走り出していた。
でも、その先を走る必要がなくなってしまったかわりにきっちり終わらせる、あるいは他の人にバトンタッチしていくのって、実はものすごくエネルギーを使うんだ。
もう来年度やらないんだから気楽なんじゃない?だなんて、とんでもない話。
そんないいかげんなこと、私にはできないよ。
仕事がしんどいというより、精神的にしんどくなりそうな日々が続いた。
送別会を開いてくれる日のお昼、貧血で倒れた。
体調不良に睡眠不足、通常なら絶対しない朝食抜き…条件はそろっていた。
幸い大事には至らなかったけれど、カラダは正直だなぁとつくづく思った。
でももう少しだから、もう少しだからと、その夜の呑み会ですべてを笑い話にした。
そして、きょう。
なんとか今年度は、乗り切った…のかな。
送別会に前後して、メールや電話、あるいは直にごあいさつする機会がたくさんあった。
とにもかくにも「ありがとう」。
乱発しても、安っぽくなんかない。
メールで複数アドレスに向けた、異動のごあいさつを、何種類か送った。
こういうのって、あくまでもこちらから感謝の意を伝えるための“おてがみ”。
だから返信など来るような類のメールではないと思っている。
でも、4通もきた。
同じ建物にいる同期、別の工場にいる同期。
別の工場に昨春異動になった先輩、そして隣の課のリーダー。
ほんとうに、ほんとうにあたたたいおことばをかけてくださった。
こんなに素敵な人たちが、まわりにいたんだ。
夜遅く。
私と入れ替わるカタチで異動となった、10コ上の先輩。
お互いのデスクにダンボールを運び込んだ。
ふたりがあすから飛びこんでいく職場は、きのうまで自らが座っていたところ。
「連休前にさ、お互いの実情を呑みながらでもサシで話そうよ」
「はい!ぜひぜひお願いします」
ひとつ、楽しみができた。
いろんな思いが交錯した、この1週間。
しんどかったけれど、感謝の気持ちがこれだけ素直に言えた日々でもあった。
いよいよあす――セカンドステージ、スタート。
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